2012年8月9日木曜日

第2回親子で楽しい野外アニメ上映会



かねてより、実行委員会を立ち上げ、準備されてきた第二回目の「親子で楽しい野外アニメ上映会」が722日(日)に石神井公園内の野外ステージで行われました。

当日は天候が心配でしたが、4時ごろからスクリーンの取り付けや、16ミリ映写機、音響機器などの設置をスタートさせました。今回は16ミリフィルムによる上映でまたひと味ちがう趣です。

 構成は上映に入る前にアコーディオンとサックスによる、コラボ演奏(増田さん、中村さん)で始まり、曲目もお父さんやお母さんには懐かしいアニメソングなどが演奏されました。アコーディオンとサックスという意外な組み合わせもイイ感じで、お客さんも興味深く演奏に耳をかたむけておりました。

2番目はカラオケ教室の先生、中村映子さんの歌。やはり楽しいアニメソングで声量のあるのびやかな歌声に感動いたしました。

3番目には、なんと子どもたちに絶大な人気を誇る「アンパンマン」でお馴染みのミミ先生の声を担当されている滝沢ロコさんが来てくださり、やなせたかし先生がお作りになった出来立てほやほやの新曲をご披露くださいました。今回で2度目のお披露目だとおっしゃっておりました。この曲を今日の野外上映会で披露することをお聴きになったやなせたかし先生が、自から振り付けまでお考えになり、ミミ先生のメガネや頭につける耳などの小道具まで贈ってくださったそうです。90歳を超えられているとは思えないほどお元気なのには驚きます。

ミミ先生こと滝沢ロコさんが歌いながらステージでその振付を踊ると見ていた子どもたちもステージに上がり一緒に歌ったり、踊ったりしました。それはとても可愛らしく微笑ましく感じました。

あたりが薄暗くなってきた650分ころから上映が始まりました。最初は「やさしいライオン」続いて「アンパンマン」最後に「スノーマン」を上映しました。途中、霧のような雨が舞いましたが、支障が出るほどではなく、なんとか無事に終えることができました。

ちなみにこの日、見に来てくださったお客さんは約250名でした。これは昨年を上回る人数でスタッフにとっては大変うれしい結果となりました。「来年もやってね」「次回も楽しみにしています」と、声をかけていただいたのも嬉しかったです。スタッフの方々および、ご協力くださった皆様、たいへんお疲れ様でした。(H)



野外上映会の感想文を寄せていただきました ―――――


夏休みの思い出のひとこまとして・・・。 増田康子


  暗くなってからの野外での上映会・・・。

遠い昔の子どものころ、小学校で先生が企画してくださった「はかげの集い」を懐かしく思い出しました。普段は昼間に会って遊ぶ友達と、暗くなってからいつもと違う顔で会うということだけでワクワクしたものです。

広い公園の開放された空間でありながら、ひとつのスクリーンに注がれるたくさんのまなざしに、とてもあたたかいものを感じました。就学前の小さい子どもたちが目立ち、もしかしたらアニメの内容はわからなかったかもしれないけれど、夏休みにみんなでわくわくしながら野外ステージのスクリーンを見つめた記憶はいつまでも残るに違いありません。

滝沢ロコさんの、やなせ先生への熱い思いも伝わりました。70歳からのスタート。人間の可能性って無限ですね。
 アニメーションミュージアムの会の会員なのに
    ほとんど会の活動に参加してない青木です。
 昨日の夕方の石神井公園での上映会は日曜で時間があったので観客として参加させていただきました。アンケートの紙をもらい、感想などをファックス、郵送などでよろしくと書いてありましたが、手間のかからないメールにて失礼します。

 最初のアニメソングは知ってる歌ばかりで楽しかったです。ただし2番以降の歌詞など知らないところもあったので、歌詞を大きく掲示するか歌詞カードなどがあるとみんなで一緒に歌えて良いのではないかと思いました。

 次の滝沢ロコさんの歌と踊りはミミ先生の独特の雰囲気があって魅力を感じました。子どもたちに舞台にあがってもらって一緒に踊ったのも良かったと思います。

『やさしいライオン』はずっと昔に見たのですが、ほとんど忘れてしまってました。最後にライオンは死んだのだと思い込んでたのですが、そういう描写は無く、どこかで生きていると考えた方が良いですね~。

『アンパンマン』はテレビの『それいけ!アンパンマン』とは全然印象が違い、珍しい物を見たと、ちょっと得した気分になりました。テレビ版よりも、やなせ先生の原作の妙味が出ていると思いました。

『スノーマン』の時に霧雨が降って、ちょっと肌寒くなり、まるで映像に合わせた効果のようでした。

 夏の夜のひと時をとても楽しく過ごすことができました。