2009年4月7日火曜日

練馬区の新しい取り組み

 2008年9月の定例区議会における所信表明で区長は、練馬におけるアニメーションの歴史と産業状況、アニメーションビジネスの課題、などの認識を説明し、「仮称練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画」の策定を宣言。 そして「この計画においては、アニメを機軸とした関連事業への波及効果および区内産業の活性化への寄与を目的とするとともに、これからも区民の皆さまに、練馬区がアニメのまちであることを誇りと思っていただけるよう、練馬生まれの数多くのキャラクターや原作となった漫画の紹介・普及に努めることも重要である。 国際的に展開される日本のアニメは、優れた成長産業であると同時に、作品を通じてわが国の文化を世界に伝える貴重な媒体。広く世界に向け、練馬のアニメ、並びに練馬区の魅力を発信して行きたい。」(要旨)と表明された。

 これは現在進められている「仮称練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画」策定のための「検討会議」を受けてのものです。


 私たちはこれまでの運動の中で練馬区に対し、アニメーションを区政に活かすには、個別のイベントや単発事業の取り組みだけでなく、歴史的な産業の役割、区民生活への影響、まちづくりに何が活かせるのか、など、練馬区としての総合的な位置づけを検討するよう働きかけてきました。この呼びかけには練馬商工会はじめ、各方面からも賛同を頂いてきました。
 今進められている「検討会議」は、産業振興や観光資源として取り上げられ、メンバーもその視点で選ばれています。私たちが提言してきたアニメーションミュージアム建設に直接結びつくものではありませんが、その下地となる基本的立場が検討される可能性を充分もっています。進み方を注視すると共に働きかけもしていくつもりです。

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