2010年7月21日水曜日

親子で楽しく 作って遊ぶアニメ工作教室


 7月23日『石神井公園ふるさと文化館』多目的会議室でアニメ工作教室を開催しました。
宣伝は区報の“区民の広場”欄への掲載と、ふるさと文化館から1kmの圏内+αでピックアップした児童館、学童クラブ、小学校のほか、石神井庁舎や図書館、出張所など公共施設にポスターとチラシを抱えて協力要請を行いました。
 ふるさと文化館多目的会議室はプロジェクターに連動したカメラ付きの机が設置されており、大きなスクリーンに作ったばかりの作品を投影できます。
当日は50余名の参加者があり、初めにこどもまつりで撮影したアニメコーナーの作品発表風景のビデオ映像を使って、ロールアニメ(くるくるアニメ)の作り方を説明し、作品作りに取り掛かってもらいました。 しばらくは何を描くか迷っている子達も、指導員のアドバイスでひとつ仕上げると要領がつかめて次々にアイデアが浮かんでくるようです。上映するカメラの前には新作を手にした子たちの順番待ちの列ができていました。動きの楽しい作品には大きな拍手が沸き起こります。付き添いのお母さんにも、とっても魅力的なキャラクターや達者な動きを作る方がいらっしゃいました。取材に訪れていた地方紙の記者も挑戦しさかんな拍手を受けていました。どんなリポート記事ができるのでしょう。

2010年7月15日木曜日

ふるさと文化館「アニメ工作教室」


7月23日(金)石神井公園ふるさと文化館にて「アニメ工作教室」が行われます。
自分の描いた絵を動かして、アニメーションの原理を学んだり、作った作品を
大きなスクリーンに映して見たり、アニメ作りの楽しさを体験できるイベントです。
このイベントには、こどもだけでも、おとなだけでも参加できます。


参加希望の方は下記までご連絡ください。

日   時:2010年7月23日(金) 1回目 10:00~12:30
                      2回目 13:30~16:00

会   場:ふるさと文化館 多目的会議室(駐車場はありません)

費   用:材料費200円 

申し込み:電話03-6915-9280  Fax:03-6915-9282

 ●お名前、希望の回(1回目または2回目)、連絡先をお伝えください。
  (受付確認の連絡を差し上げます)

 練馬区協賛/練馬区教育委員会後援
 主催/NPO法人アニメーションミュージアムの会

2010年7月9日金曜日

1200名を超える人たちがアニメおもちゃ作りに挑戦

ーー第28回ねりまこどもまつりーー
  真っ青な空に木々の緑が眩しい文字通りの五月晴れとなった光が丘公園に、アニメコーナー準備のために第1陣のメンバーが8時前から集合。30を越す団体が、まつり実行委員会の用意した机、椅子、などをそれぞれのコーナーに運ぶので、10台ほど用意されたリヤカーを先に確保するためです。
 重―い発電機も運び終えてコーナー開設。高い木の枝にロープを渡し、おなじみ「みんなでつくろうアニメミュージアム」の横断幕も設置します。10時半の開会前からお客さんの列ができていました。
 今年は児童館や学童クラブから先生や指導者と共にまとまって参加しているグループも多く、例年になく開会直後からアニメコーナーへの来場者が多く、12時の段階で600名を超えました。
  2枚の絵で動きをつくるロールアニメは、できた作品をスクリーンに投影しますので、終日順番待ちの列ができ楽しい作品には周りから盛大な拍手がわいていました。
 12個の絵を描くおどろき盤はちょっと難しいのですが、指導員のアドバイスでそれぞれの作品を仕上げ、鏡に映して動きがチェックできると満足げに持ち帰っていました。若いお父さん、お母さんの姿も多く、こどもより熱中している人たちもあって傑作が生まれていました。
  3時過ぎには用意してきた1200余の材料がすべてなくなり、残念がる子にはたくさんの見本を見せたり次回は早く来てと約束しました。見ている保護者の方々を含め約1500名ちかくの人が訪れ、案内や指導にあたった人たち18名は休む間もない忙しさ。他の催しを見に行く暇は今年も作れなく、肉体的には疲れていましたが、こども達の満足気な笑顔に気持ちが高揚しており、後片付けした後の打ち上げは盛り上がって、ビールの美味しさは格別でした。          

2010年4月23日金曜日

『石神井公園ふるさと文化館』 オープン


  3月28日9時の開館と共に、たくさんの入館者で終日賑わいました。 前日(3/27)オープンセレモニーと、オープン前見学会が行われており、開館初日だからといって特別な混雑・混乱もなく、約3,000人が入館されたそうです。
 「ふれ合い、ルーツ探り、さわれる、取り換えられる、を展示テーマにしており、区の伝統文化を学べるほか、歴史や区内の見どころなどの観光情報も提供する施設」(館の広報より)で、特に1階は大変明るい交流の場になっていました。
 常設展示は縄文時代から現代まで、時代を追って特徴的な資料が展示されています。豊かな湧き水に恵まれた練馬区に位置する地域は、縄文や弥生時代の発掘物も多く、はるか昔のひとびとの生活に思いを馳せることができます。
 そして圧巻は巨大な漬物樽。江戸の町の多様な食文化を支えた近郊農村としての練馬の特産品、練馬大根にまつわるものです。時代が下り、近郊のまち文化の中にアニメーションが登場。大きなマルチプレーン撮影台がどーんと展示されました。

アニメーションのマルチプレーン撮影台 
 私たちが2000年に区に預けてから10年経って、ようやく部品の塊だったものがマルチプレーン撮影台として立ち上がりました。黒いカーテンも用意され本番撮影もできる設置になっていますが、精密機器であり普段はストッパーをつけて動かなくしてあります。「さわれる展示」にはセル画を背景の上に乗せ替 えながら1コマづつ撮影し、それを連続表示することで絵 が動いて見えるようにする代替装置が作られていますが、 解説無しでそれを動かしてもアニメーション撮影を理解し にくい装置なのが残念です。 (私たちの提案は活かされませんでした)。
 これからは撮影台を使ったサポーター講座の開催や,判 りやすい体験装置への取り換えなどが課題になるでしょう。

最初の企画展は『練馬区の博物館・美術館の共演』
で5月16日まで行われます。ここだけは入場料300円が 必要です。各施設の紹介なので展示品はごく少数ですが、貴重な本物をかいま見ることができ、各施設の本展示をを訪ねたくなります。

萱ぶきの古民家も
 さらに付帯施設として、練馬区指定文化財の古民家が 移築されています。明治10年代に建てられ、時代や生活 の変化に応じて間取りを変えたり改築しながら、平成17年まで住み続けられてきた建物で、昭和10 年ごろの姿に復元したものです。
 ひな祭りやお月見など季節の行事を再現して楽しむプログラムなども考えられています。 
 
 ・ふるさと文化館、古民家、ともに特別展示以外入館無料。
                    9:00~18:00。月曜休館。
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 **開館記念特別展 『練馬区の博物館・美術館の共演』****
 練馬区の博物館・美術館12館が参加して、コレクションから選りすぐりの逸品を公開します。美術・歴史・自然・アニメーションとさまざまな分野にわたり、練馬区の多彩な文化・芸術を鑑賞していただければと思います。
会期   平成22年3月28日(日)~5月16日(日) (月曜日休館)
開館時間  午前9時から午後6時まで
観覧料  一般300円、65歳以上150円、
       75歳以上と中学生以下無料、他各種割引あり
               (広報より抜粋)
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2010年4月20日火曜日

中学生のための手づくりアニメ教室開催


12月5日大泉第二中学校の図書室で練馬区青少年育成大泉東地区委員会主催のアニメ教室が開催され、ミュージアムの会が講師を担当しました。
 夏の終わりのころに主催者の方から「アニメーションの作り方の解説とその実践ができる講座を実施したい」との相談を受け、2回の打ち合わせで、中学生が1日で体験できるものとして、キットを使ったロールアニメとおどろき盤づくりに決めました。
 当日は20名近い育成委員の方々が準備に関わり、私たちは講師に専念できるものでした。会長挨拶、校長先生(副校長が代理)挨拶、講師陣の紹介があり、配布してある図表をもとにアニメーション作りの工程を説明することからアニメ教室をスタートさせました。
 あらかじめ申し込みを受け付けている19名の中学生が対象ですが、たくさん参加している委員の方々にも体験してもらうことにしました。 午前中の約1時間半は2枚の絵で動きを表現するロールアニメ。最初はなかなかアイディアがまとまらず、作品ができて来ません。30分ほどして大人の方の第1号作品ができ、大型スクリーンで動きを表示すると動きの楽しさに拍手が沸き、委員の母親についてきた4歳くらいの女の子に大ウケ。 たちまち会場の雰囲気が明るくなって、次々と作品が仕上がって来ます。さすがに「申し込んだ人たち」だけにどの作品も良くできていました。

 昼はおにぎり弁当と役員の方が作った「せんべい汁」をいただき、しばしの休憩時間に、以前のアニメフェスティバル作品コンクールで受賞したDVDの映像を流し、時間をかければこんな作品も作れることを見てもらいました。
 午後はおどろき盤づくりを2時間。12コマでエンドレスになる絵づくりは、発想の飛躍が必要ですが優れた作品もたくさんできて来て大いに楽しみました。こちらはスクリーンに表示できないので、鏡を覗きこんで見てもらうしかありません。映像にして大勢が一緒に見ることの楽しさをあらためて実感していました。
(2009年12月 会報NO127より)

2010年3月1日月曜日

感動を共にした『龍の子太郎』上映会



 昨年8月、本格的上映会を想定して“ゆめりあホール”の
1年前抽選会に申し込み、会場だけは確保しておきました。11月に作品を「龍の子太郎」に決定し、1月20日に第1回実行委員会を立ち上げ、各団体や大泉地域の小学校などへの要請活動をすすめつつ2回の試写会(3/20、4/25)を行いました。 ここで16ミリフィルムの劣化が想像以上に激しく、以前の映像を覚えている人たちは落胆しましたが、それでも今回見た人たちは作品の魅力に惚れ込んで、上映会を成功させようと結束しました。
 35ミリフィルムによる映画館上映への切り替えを決意し、東映やT・ジョイに申し入れ、両企業から快諾を得て取り組みを再起動しました。
 美しいカラーのチラシやポスターを作り、改めて大泉地域の小学校やこれまでの運動で関わりをもってきた団体などを訪ねて協力要請を行ってきました。その中で、大泉南小学校では上映会のチケット販売に協力していただけることになり、校長先生名で申し込み欄のついた紹介状を作って児童に配布していただきました。上映日の2週間前には実行委員会メンバーが職員室前の廊下で販売をすることになり、注文枚数を書いた用紙と代金を入れた封筒を持った子どもたちが、販売机のまわりを取り囲んでくれました。
 上映会当日は10月23日原作者の松谷みよ子さん、24日はアニメ演出の葛西さんとキャラクターづくり・作画監督の小田部さん、25日小田部さんと美術デザイナーの土田さんら、メインスタッフの方々にも話していただき、作品の理解をより高める場となりました。
 150名108名175名など各回とも入場者で館内は賑わい、大勢で一緒にみることの楽しさを味わいました。観客アンケートには100通を超す感想文が寄せられ、たくさんの感動がつづられていました。