2010年3月1日月曜日

感動を共にした『龍の子太郎』上映会



 昨年8月、本格的上映会を想定して“ゆめりあホール”の
1年前抽選会に申し込み、会場だけは確保しておきました。11月に作品を「龍の子太郎」に決定し、1月20日に第1回実行委員会を立ち上げ、各団体や大泉地域の小学校などへの要請活動をすすめつつ2回の試写会(3/20、4/25)を行いました。 ここで16ミリフィルムの劣化が想像以上に激しく、以前の映像を覚えている人たちは落胆しましたが、それでも今回見た人たちは作品の魅力に惚れ込んで、上映会を成功させようと結束しました。
 35ミリフィルムによる映画館上映への切り替えを決意し、東映やT・ジョイに申し入れ、両企業から快諾を得て取り組みを再起動しました。
 美しいカラーのチラシやポスターを作り、改めて大泉地域の小学校やこれまでの運動で関わりをもってきた団体などを訪ねて協力要請を行ってきました。その中で、大泉南小学校では上映会のチケット販売に協力していただけることになり、校長先生名で申し込み欄のついた紹介状を作って児童に配布していただきました。上映日の2週間前には実行委員会メンバーが職員室前の廊下で販売をすることになり、注文枚数を書いた用紙と代金を入れた封筒を持った子どもたちが、販売机のまわりを取り囲んでくれました。
 上映会当日は10月23日原作者の松谷みよ子さん、24日はアニメ演出の葛西さんとキャラクターづくり・作画監督の小田部さん、25日小田部さんと美術デザイナーの土田さんら、メインスタッフの方々にも話していただき、作品の理解をより高める場となりました。
 150名108名175名など各回とも入場者で館内は賑わい、大勢で一緒にみることの楽しさを味わいました。観客アンケートには100通を超す感想文が寄せられ、たくさんの感動がつづられていました。